それからのパリ
2006/06/28(Wed) Book
-独身の頃は言い寄ってきたこともある彼のそんな姿に、
わずか数年前には想像も付かなかった光景に、
思わず声をかけるきっかけを失う。-
久々にスーツで赤坂に行く日に限って、東京は今年初の真夏日。最近ちょっと疲れていたので、今日は早く帰って家で頭をからっぽに出来る本でも読もうと、溜池山王駅の書店でみつけて手に取った本。いわれる前に書いておきますが、いかにも僕が好きそうな人です。
のほほんと平和でセレブなパリ生活を語っているのかなぁと思ったら、いい意味で、裏切られました。自分の瞳に映った事をひとつひとつ丁寧に租借しようとするような文体と、僕も時々そうなるシニカルな視点と、子供への愛情が混ざり合ったエッセイ。とても理知的に、雨宮さんの子供や夫やまわりへの愛情が伝わってくる本。
日々起こる出来事をどう捉え、どう感じ、どこで悩み、どう対処しようとするのか。僕とは日々起こる出来事の内容は当然違うわけですが、そのプロセスはもの凄くリアルに、近く感じられました。そして自分のそれを俯瞰しているようで、不思議でな感じでした。

