SEの教科書

2006/10/01(Sun) Book

SEの教科書 表紙
SEの教科書
成功するSEの考え方、仕事の進め方
深沢 隆司 (著)

-「100mを3秒で走れ」あるいは「何mかわからないが3秒で走れ」、
  しかも「いつもの単純な駆け足以外をやって何か問題があったら困る」というような
   状況を作ってしまって、それを実作業者に無理矢理やらせようということ自体、
    マネジメントの存在意義がないといいますか、恥ずかしいことではないかと思います。-

本を選ぶときは、結構無意識で、興味の赴くままに選んでいます。でも、前にも書いたこともありますが、不思議と今の自分に必要なものを無意識に選んでいるようです。渋谷で働くプチ取締役から借りたこの本もベストタイミングで出会った本となりました。短くて理路整然としているので1時間ちょっとで読めますが、実りは多いです。この人の下で働きたくなりますw。

これまでは受託側としてシステム開発にSEの部分で関わったことはありましたが、発注側としてシステム開発に関わることになりました。「システム開発は受託側より発注側が断然良い!」という気分にも一瞬なりましたが、それはそれで苦労が多いことを実感している日々です。

なまじ受託側をやっていたせいか、どこまで発注側としてやるべきかの線引きや、受託側として発注側にこうして欲しかった、逆に受託側として発注側からこういったことを明確にして欲しかったという記憶を便りに、見えないけれど一番大切な一緒に作っている感だったりモチベーションみたいなものを維持する手助けになればと動いている日々。

社内のSEの方や受託する企業は、僕みたいな本を読んだり現場でつかんだ方法ではなく体系だった勉強や膨大な経験を積まれているので、アウトプット資料や事前の懸念点の発見度合いなど、毎日かなり勉強になっています。いわごろはこまい所をかたづけたりしてその人たちがそれらの業務に集中できるように動いて、同時にいろいろ吸収させてもらって刺激が多い日々です。

借り物なので、いつもは付箋を付けて済ませているぐっときたポイントをメモ。

・SEの役割とは「業務システム開発を成功させるために、必要なことはすべてやる」ということ。

・実装段階で出た仕様の問題は、追及せず解決するのみ。問題発生を問題視することは時間の無駄。(マネジメントに起因する問題は別)

・業務分析は業務システム開発の中で最も重要な工程。

・いくら契約したってできないものはできない(投げやりじゃなく)。

・「自分が作るからには、自分が知らなければならない」ということさえ頭にあれば、かなりの問題が回避できる。

・SEの仕事で大切なのは、単なる表現手法や手順ではなく、いかに顧客側の要求を実際に作られるプログラムに反映・具体化させるか、つまり「使う側と作る側のコミュニケーションをどのように緻密に作り上げるか」


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