NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 – 美濃邉惠一

2007/08/25(Sat) *Pickup, Clip

美濃邉惠一

NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 – 美濃邉惠一

「建物の守り神」として屋根に鎮座する鬼瓦を作る美濃部さんを取り上げた回。

魂を込めた物作りをするために一番大切なことは何かという茂木健一郎の問いに、美濃部さんは集中して、自分の性格や私(わたくし)を殺して無の状態で作ることだと答える。たしかに、よく言われることだ。

それに対して住吉美紀アナウンサーが、「みんな私(わたくし)が生きた証を残そう残そうとして生きている。その中で私(わたくし)を消して仕事をしていくと、美濃部さんという私(わたくし)には最後何が残るんですか?」と問う。

美濃部さんはそれに、「瓦という文化を残していったなという気持ちやね。」と答える。聞いていて背筋がふるえた感じだ。おそらく多くの人は、住吉アナウンサーが言うように、自分が生きた証を残そうと、自分を起点に考え生きている。美濃部さんはそれと真逆で、自分を殺し、文化を残す。でも対局で考えてみると、その方が長い歳月文化として残り、次の世代に受け継がれ、延々と残っていく。

古いから、悪いのではない。新しいから、いいものでもない。古くてもすばらしいものもあれば、新しくても陳腐なものもある。美濃部さんの仕事を見てしまうと自分の仕事がなんてちっぽけなものかと思ってしまう。


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