ウェブは菩薩である
2009/01/13(Tue) Book
一方、本書で紹介してきたウェブサービス、そして予測している未来のウェブサービスは、利用者に対し、「自分にとって役に立つようにサービスを使ってください」というスタンスをとっています。それどころか評価したり分類したりと、自身の使い勝手にあわせて自由に取り扱うことが推奨されています。そしてそれぞれの利用者が自分の利益を追求すれば、それがウェブサービスの利用者全体の利益に繋がる設計になっています。ウェブサービスでは共有地の悲劇を、自由を制限することなく意図せざる協働を実現させることで乗り越えているのです。このやり方を、現実社会に適用することはできないものなのでしょうか。
ちょっと微妙。既にタギングやマイクロフォーマットという概念を把握しており、ソーシャル系サービスを使っている人にとっては分かりきっていることを体系的にまとめただけな印象。
このメタデータやソーシャル性を現実社会に反映してはどうかという提案は確かに面白いけれど、リソースに限りのある現実社会の中で、民主主義という社会体制や、権力や法律という統治体制に変わる具体的な提案があるわけでもない。もし一般化するために易しく書いたのであれば、この辺を具体的につっこんだ本も期待したい。
著者ブログ:deepen 〜Yoshiaki FUKAMI’s view

