Archive for the ‘Clip’ Category

静かな夜。

2003/09/21(Sun) Clip

「覚悟を決める」 十河 進 – 日刊デジクリ

かつて、自分もこのようにして父親に見つめられたことがあるのだ、母親に抱かれていたことがあるのだ、という感覚が強いリアリティを持って身に迫る。若き日の父の顔が浮かぶようだった。生まれたばかりの僕を見ている父の顔。その瞬間、この小さな生き物を育てることが何よりも最優先なのだと僕は自覚した。

この生き物を一人前にするまでは、どんなことも些事でしかない、どんなことにも耐えられる……、そう心底から思った。覚悟を決めた。その子にどんな異常があったとしても、僕は親であることを逃げないだろうと確信していた。

この人の書く文章は、なぜか読んでしまう。なんでなんだろう。

メディアの伝え方

2003/09/20(Sat) Clip

名古屋市内での街頭演説の本意について – 石原慎太郎公式ウェブサイト 宣戦布告

【記者】毎日新聞、合田です。一連の発言を撤回されるということでよろしいんですか。
【石原】撤回じゃないですよ。私の本意を説明したんですよ。
【記者】訂正ということでしょうか。
【石原】訂正じゃないんですよ。詳しく申し上げた。ただ、こういうことになって、非常に遺憾ですけどね。

石原慎太郎東京都知事と記者の「名古屋市内での街頭演説の本意について」の質疑応答。

記事の見出しが
・石原都知事が発言を撤回
・石原都知事が発言の本意を説明
となるので意味合いが大きく違う。思いつきだけど、たとえばこの場合なら「事実(質疑応答のやりとり)」と、「新聞社の視点・解説(発言を撤回したと見られる…延々)」を別々に分けて書いてくれる新聞とかあったら売れそう。

MovableTypeを使う理由。

2003/09/20(Sat) Clip

MovableTypeが素晴らしい3つの理由 – 創庵

MTに限らず、BLOG自体が、この「美しさ」「更新しやすさ」「リンクされやすさ」という点で、理にかなっていることが直感的にわかります。

簡潔にまとまってます。あと、個人的に思う所としては、書かれてあるように目的や用途が明確になっているツールは直感的なわかりやすさが自然と出てくるのだなと。MovableTypeのインターフェイスにはMac OSのインターフェイスと共通するインターフェイスのツボがあるように思えて日々観察中です。

企業内でのWebLog活用

2003/09/18(Thu) Clip

企業内ブログのすすめ – eNatural.org

ビジネスでどうしたらblogをうまく活用できるか、というのはこれからも話題になると思いますが、社内のナレッジマネジメントのためだけに書き続けるというのは難しいような気もしますね。blogを書いていて何が楽しいかというと、やっぱり多くの人に読まれる快感というのが一つあると思います。見られることによってコメントが付けられたりTrackBackがついたり、要するに某かのステージの上にたっているという充実感があると思うんです。それがひとたび、社内に向けたクローズドになったものになったとしたら‥‥。会社からblogを書きなさい、と言われて楽しいですかね。業務命令で書くblogって、なんだかおざなりになってしまいそう。

なるへそ。仕事になると難しいのかも。
僕なら毎日書きまくるけどな。

クビ論。

2003/09/18(Thu) Clip

「クビ」論を改めて考える – 日経BPエキスパート

本の中で、クビを言い渡された時の日本人と外国人の反応の違いを書きました。60分間話し合うとして、そのほとんどを「何とかなりませんか」という話に費やすのが日本人。一方、クビは動かし難い事実だという確認作業を5分で終えて、残りの時間を条件交渉に費やすのが外国人です。

(中略)

たとえば「英語力は足りないが外資系企業で働きたい」という人が面接を受けたとします。そこで採否を分けるのは–最初の面接の後、すぐにその足で本屋に行き、英語のテープを買うでも英会話スクールに入会するでもいいから、すぐに行動を起こせるかどうか–です。2度目の面接があった場合、「まだ何もしていません」という人は結局、何も変われない人です。

(中略)

こうした上で–たとえば年俸に関して-僕ならば、「今は1000万円もらっていますが、1200万円ください。その代わり、御社にもこんなメリットがありますよ」という人を採用しますね。「今1000万円の年収があって、800万円でもいいから雇ってくれ」という人は採用しないですね。

「クビ!」論。」の著者へのインタビュー。
ふむふむ、と思ったがAmazon.co.jpの書評で「ロジックがなく、ましてや法律や社会制度が全然異なる外国のシステムを日本にそのまま持ち込んでワークするわけがない」と表されており、そっちにもふむふむ。

道化師の楽屋

2003/09/10(Wed) Clip

『エイリアン』生みの親、ギーガーの精神を探る(下) - HotWired Japan

ギーガー氏は近々公開されるドキュメンタリーの中でこう述べている。「自分の内にある痛みの理由がわかれば、才能は発揮される」

理由が分かると楽になって、痛みを気にしなくなるのかも。

以前読んだなかにし礼の道化師の楽屋という本の前書きに、道化師の楽屋といというと一件猥雑そうに思えるが、ほんとは綺麗に整理された楽屋なんじゃないだろうか。表に出している事と対局の事を裏で持っているからこそ、その対局が輝くのではないか?とかなんとかみたいな事が書いてあって。その一言でこの本の値段分の対価はもらった、と感じて本編を開く前に本を閉じた。

すごい怖いエイリアンとか作る人が語った前述のコメントを読んで、ふとその本が思い浮かぶ。

人は伝承する為に生きる。

2003/09/07(Sun) Clip

僕は自分の子供が生まれたときに、何を伝承するんだろう。そんでもって、僕の親から、何を継承出来たんだろう。

親が残せる最高の財産 – Going My Way

よく言われることですが、本当に相手のことを考えていたらおなかが減っている人に魚を与えるのではなく、魚釣りの方法を教えた方がいいというのがありますがそれに通じるところがあるかもしれません。

人生の半分は自分のために生きる – Going My Way

プログラマー天国: プログラマーのためのプログラマー日記 2003-07-28分より

人生は、半分は自分のために生きていい。しかし、もう半分は次の世代のために生きるべきだ。人間の命が永遠なら、自分のことだけを考えてもよい。しかし人間は必ず死ぬ。だから、次の世代を育て、自分の技術や知識を伝承する義務がある。そうしないと、人類の文化や技や知恵が途絶えてしまう。

googleのマネジメント手法

2003/09/07(Sun) Clip

細かいルールを決めたマネジメントの方が実は誰でも出来て、こういったシンプルな手法こそスタッフ一人一人の力量が高くないと難しい。シンプルだから誰でも出来るのではなく、その逆ではないかと思うのです。

天才社員が支えるGoogleのマネジメント手法 – CNET Japan:梅田望夫・英語で読むITトレンド

つまり、抜群に優秀な連中を集めて、創造的な環境を用意すればいいというのが基本姿勢。そしてそこから先のプロセスを自分たちは持っているという意味で、「we use process that works」と書かれている。そしてそのプロセスの7要素は、

  • Ideas come from everywhere
  • Design for users
  • Compile, discuss, prioritize
  • small teams are fast and agile
  • communication is key
  • tools that organize
  • test, experiment, iterate

であるそうだ。アイデアはとにかくいたるところからかき集め、ユーザ視点を重視し、アイデアを集めて議論し優先順位付けし、小さい組織ユニットで迅速に動く。その際に重要なのはコミュニケーションだが、そのためにはツールを駆使する。テスト、実験を繰り返す。この7つのプロセスの詳細は面白いので、ぜひ原文に当たってみてください。

そして、このプロセスの核になるのが、小さい組織ユニットというわけだ。「design, code, test, launch plan, launch in one team」と書かれているから、機能設計、プログラム開発からそのローンチまですべてその平均3人のチームでやってしまうのだろう。

そして総括として、Craigはこう言ったらしい。
「What makes this process work: hiring and technology.」
このプロセスをワークさせるのは「HiringとTechnologyだ」という言い切り方が面白い。

起業家の視点、スタッフの視点。

2003/09/07(Sun) Clip

起業家の視点。

起業家人生ならではの醍醐味とは? – CNET Japan:起業家というキャリア

勤め人の時代は、強く意識していようといまいと、サラリーをもらっている勤務時間とそうでない時間の二元論の中に人生があります。また勤務日と休日・有給休暇の区分があります。サービス残業なんていやだな、と思いながら残業します。ところが、起業してしまうと24時間365日が自分のものです。仕事時間が多くなっても、すべて自分のためにやっているのですから、いやだな、という感情にはなりません。二元論が一元論にかわり、自分の人生の時間がすべて自分のものになるのです。これはやってみた人でないとわからない不思議な時間感覚です。

googleの組織

2003/09/07(Sun) Clip

googleには「検索エンジンオタクが集まった小さい企業」というイメージがあったのだけど、きちんとしたマネジメントが入った凄い組織のよう。色々なテキストを読んでいると、「全盛期のNetscapeを彷彿とさせるが、Netscapeの二の舞を踏ませてはいけない。」というのがシリコンバレーの技術者や投資家の総意ではないかと。

Google CEO、その強さの秘密を語る – @IT

わたしたちが手に入れたのは、Pyra Labsの技術チームだよ。こうした小さなベンチャー企業を買収することで得られる資産は、スタッフの頭の中に入っている知識。われわれが一番関心を持っているのは、そこだ。

WebLogツール開発企業の買収について語ったエリック E. シュミット博士(会長兼CEO:前Novel社CEO)の言葉。人を雇用・解雇するときも、このことを考えてないと「人足が減る」以上のダメージが出て、生き残る為のリストラが致命傷になる、と。

本家インタビュー:Googleに訊け! – スラッシュドット ジャパン

Googleがユーザにフォーカスしていく上で重要だったことが2つあります。ひとつは、創業者が会社の中で活動し続けていること。私たちの会社の基礎は彼らの活動から流れてくるものです。ラリー・ペイジの専門はユーザ・インタフェイスですし、それが、Googleのサイト・デザインや私たちのやっているすべてのプロジェクトに現れています。ラリーもサーゲイ・ブリンも、ユーザの方を向いていれば、――金銭を含めて――他のすべてのものがついてくると固く信じています。

もうひとつの重要なことは、あまり強調はできませんが、雇用です。私たちのユーザ中心主義に同意するだけじゃなくて、それを大事にしてくれる人を雇ってきています。(後略)

たしかに、創業期を共にしたメンバーはその頃目指していた事やそれまでの紆余曲折の経緯を知っていて、いい意味でも悪い意味でもその組織に対する想いがある。ただ、最大の功労者が最大のネックになる事は大いにあるので、きちんと俯瞰した視点が大事になるように思う。