ダリ回顧展
ダリの絵を最初に見たのは、新潟で某氏がある日ぽんと持ってきた小さな冊子で、その冊子はダリの絵がいっぱい載っている物でした。それまでにもちらっと見たことはあったけど、きちんと見たのは初めてで、ひどく感動しました。特に有名な時計が曲がっている絵(記憶の固執の崩壊)に。
そんなこともあって、期待に胸をふくらませて大混雑と噂の上野へ。僕が行ったときは11時くらいでしたが、30分待ち。でも実際はそれほど待たなかった気がする。でも、どんどん人を入れていたせいで、中はとても絵をゆっくり見ていられる環境じゃなかった…。すぐに全部見るのはあきらめて、ピンポイントで見ていくことにした。(できたら平日にもう一回ゆっくり行きたい…)

記憶の固執の崩壊
「記憶の固執の崩壊」は、思っていたより小さな絵だった。A4くらいのサイズだったと思う。でも、そんなにちいさくても、その絵から伝わってくる平衡感覚やいろんな前提条件をリセットされてしまう不思議な雰囲気のせいで、とても大きな絵に感じた。いくつかの有名なダリの絵(「ビキニの3つのスフィンクス」とか)が見あたらないなぁと思っていたら、それらは諸橋近代美術館に収蔵されていて、今回その美術館はこの回顧展に参加していないからだと思われる(違っていたらごめんなさい。)

世界教会会議
今回初めて見た絵の中では、「地質学的循環」や「世界教会会議」といった絵が印象的だった。キリスト教が世界に広く普及した背景には、その世界観や宗教画の、美術としての美しさみたいなものがかなり影響していたんじゃないかなぁと思った。なにか、人が根本源的に求めている物が描かれているような気がした。そして、その世界の中に自身をさらっと(じゃないかもしれないけど)描いてしまうことで、ダリがいろんな事を僕らに提示しているのではないかと感じた。





