ライフ
-追いつめられた人間は、
強く生きるしかない。-
「わたしたちの教科書」の読後感が残っているうちにと思って、一日かけて一気に見る。いじめの主犯格役の人を普通に嫌いになったりしたくらいだから、いい役者さん達だなと思う。結局いじめはなくなっていないけれど、それに立ち向かう人たちが生まれてきた、ということかなと思いました。原作のマンガはまだ続いていて、リストカットがあったりと描写ももっとハードになっているみたい。
「わたしたちの教科書」は学校という組織の部外者から見た描写だったけれど、「ライフ」は学校の生徒達の、そして教師達から見た描写なので、前者では全体の構図としての矛盾を感じ、後者ではやはり自分と重ねて一人一人がどうやってその矛盾した構図の中で生きていくのかという点に目がいきました。
たぶん人間ってほっておいたら自然と対立をつくってしまう生き物で、それは学校や会社や国と国同士をみていて感じるので、人間の宿命というか本能なのかと思ってしまいます。悪をつくれば自分が正義になれるし、蔑む存在をつくると自分はそうじゃないと安心できますからね(皮肉です)。だから放っておくと自然といじめは生まれてくるので、その前提に立っていくといいのかなと思う。今回いじめられているキャラクタを、いじめた側のキャラクタと同じ環境で育てたら、かなりの確率でいじめる側に回っていると思う。
「いじめは良くない」とよく言われますがそんなことは百も承知で、同時に人間は良くない事も自然と無意識でやってのけるという生き物だという事も認めた方がいいと思う。警察がすべての国にあるのがその証拠で、それを前提に社会システムが運営されている。のどが渇いたら水を飲むように、自分がその組織の中で生きていくために他者を排除する。たとえそういう状況になくても、純粋に娯楽としていじめる人間も一定確率で発生してくる。だからこそ、このドラマでは追い詰められた時にどう生きるかを描いているのかなと。これから社会がどんどん複雑化と細分化を重ねていくと、人間はどんどん脆くなっていくと思うので、それを越えていくのはどんどんハードになっていく。読み返すとなんだか肯定しているようにも読めますが、そういうわけではありませんのであしからず。











