Archive for the ‘Movie’ Category

ライフ

2007/09/16(Sun) Movie

ライフ

ライフ

-追いつめられた人間は、
       強く生きるしかない。-

わたしたちの教科書」の読後感が残っているうちにと思って、一日かけて一気に見る。いじめの主犯格役の人を普通に嫌いになったりしたくらいだから、いい役者さん達だなと思う。結局いじめはなくなっていないけれど、それに立ち向かう人たちが生まれてきた、ということかなと思いました。原作のマンガはまだ続いていて、リストカットがあったりと描写ももっとハードになっているみたい。

「わたしたちの教科書」は学校という組織の部外者から見た描写だったけれど、「ライフ」は学校の生徒達の、そして教師達から見た描写なので、前者では全体の構図としての矛盾を感じ、後者ではやはり自分と重ねて一人一人がどうやってその矛盾した構図の中で生きていくのかという点に目がいきました。

たぶん人間ってほっておいたら自然と対立をつくってしまう生き物で、それは学校や会社や国と国同士をみていて感じるので、人間の宿命というか本能なのかと思ってしまいます。悪をつくれば自分が正義になれるし、蔑む存在をつくると自分はそうじゃないと安心できますからね(皮肉です)。だから放っておくと自然といじめは生まれてくるので、その前提に立っていくといいのかなと思う。今回いじめられているキャラクタを、いじめた側のキャラクタと同じ環境で育てたら、かなりの確率でいじめる側に回っていると思う。

「いじめは良くない」とよく言われますがそんなことは百も承知で、同時に人間は良くない事も自然と無意識でやってのけるという生き物だという事も認めた方がいいと思う。警察がすべての国にあるのがその証拠で、それを前提に社会システムが運営されている。のどが渇いたら水を飲むように、自分がその組織の中で生きていくために他者を排除する。たとえそういう状況になくても、純粋に娯楽としていじめる人間も一定確率で発生してくる。だからこそ、このドラマでは追い詰められた時にどう生きるかを描いているのかなと。これから社会がどんどん複雑化と細分化を重ねていくと、人間はどんどん脆くなっていくと思うので、それを越えていくのはどんどんハードになっていく。読み返すとなんだか肯定しているようにも読めますが、そういうわけではありませんのであしからず。

ライフ DVD BOX ジャケット
ライフ DVD BOX
出演: 北乃きい, 福田沙紀

秒速5センチメートル

2007/08/11(Sat) Movie

秒速5センチメートル ジャケット
秒速5センチメートル
出演: 水橋研二, 近藤好美 監督: 新海誠

たとえばトトロとか魔女の宅急便とか、だれもが一度は経験したことのある田舎の情景や感情を引き出されるので広く支持されるものもあれば、ある特定の経験をしていないと理解されにくい物語もある。この映画は後者で、僕は少しは共感できたつもり。

LIAR GAME 最終回

2007/06/29(Fri) *Pickup, Movie

LIAR GAME

LIAR GAME

1週間遅れで最終回を見た。騙しあいすぎて最後の方はよく分からなくなってくるけど、ゲーム最後の密輸の締め方は綺麗だった。ヨコヤは相手を信じれば自らの過去を否定され、否定しても自らが崩壊する。続編も十分ありそうな終わり方。

相手を信じて生きるには、相手にも自分を信じてもらう必要があって、それを理由にして自らも人を信じる事をしないこの世界。このドラマで描かれている世界はたしかに素敵な世界で、でもそれは現実とはほど遠くて。そのギャップが大きい故に、このストーリーを面白く感じた。

ドラマの最後に一瞬映し出された「このドラマはフィクションです」という一言が、LIAR GAME(騙しあいのゲーム)を人を信じることで攻略したこのドラマの登場人物達とそれに一瞬でも心動かされた視聴者に対して、あまりにも皮肉だ。

LIAR GAME ジャケット
ライアーゲーム DVD BOX
出演: 戸田恵梨香.松田翔太

LIAR GAME

2007/06/21(Thu) Movie

LIAR GAME

LIAR GAME

ドラマを見て、おもしろいのでマンガを買って、サントラも買った。
堂本剛の時の金田一少年の事件簿を見ているようなおもしろさ。

LIAR GAME (ライアーゲーム) サウンドトラック ジャケット
LIAR GAME (ライアーゲーム) サウンドトラック
中田ヤスタカ

中田ヤスタカ - LIAR GAME (オリジナル・サウンドトラック)

新世紀エヴァンゲリオン

2007/05/26(Sat) Movie

新世紀エヴァンゲリオン ジャケット
NEON GENESIS EVANGELION DVD-BOX ‘07 EDITION
出演: 貞本義行 監督: 庵野秀明

-父に、ありがとう
  母に、さようなら
 そして、全ての子供達(チルドレン)に
   ありがとう-

土曜日丸一日使ってエヴァンゲリオンをアニメ第一話「使徒、襲来」から劇場版最終作「THE END OF EVANGELION Air/まごころを、君に」まで一気に見る。これまでは全然見たことがなくて、碇シンジと綾波レイのイメージが強かったけど、全体を等してみると綾波レイより惣流・アスカ・ラングレーとか葛城ミサトの方がよく登場する。

アニメ最初の方は意気地なしで見てる方がイライラするシンジ君たちのロボットアニメだったのに、だんだん精神世界に入っていって、最後はもう完全自分の世界で終わってる。それでも戦闘シーンやミサトとの生活、システムに侵入されるシーンとかは単純におもしろかった。

アニメ最後の2話、「終わる世界」「世界の中心でアイを叫んだけもの」はこれまでの多くの謎を完全に放置したシンジの精神世界で、謎を謎のまま放置された方としてはなんだこりゃだけど、それまでの繋がりを無視して最後2話だけ見ると、他者との繋がりを維持することが出来た過程をきちんと描いていて僕は好き。

逆に、映画のラストの方が僕はもう分けわかんなかった。映像的にはもののけ姫みたいだったし、きちんと見れば分かるのかもしれないけど、広げられた謎は結局よくわかんなかった。でも、シンジが悩みながらもエヴェにのり、自分自身を解放していく過程は少し理解できる物があったし、あまりにもその過程がリアルに感じられて、いい意味で「気持ち悪い」と思える映画でした。ただ、シンジは嫌い。自分みたいで。

ゆれる

2007/05/12(Sat) Movie

ゆれる ジャケット
ゆれる
出演: オダギリジョー, 香川照之 監督: 西川美和

以前小説版は読んだけど、映画は今回始めて見た。元々映画の話なので、いつもは小説を読んでから映画を見るとガッカリする事が多いんだけど、今回は久しぶりにいい映画に出会えた。

THE 有頂天ホテル

2007/05/12(Sat) Movie

THE 有頂天ホテル ジャケット
THE 有頂天ホテル
出演: 役所広司, 松たか子 監督: 三谷幸喜

期待に応える三谷ワールドだったけど、登場人物が多すぎて一人一人が消化不良な気もした。松たか子の言葉、一見その方が楽そうだけど、それを貫くのはとても辛い。そして、それが幸せな姿なのかどうかも、今は考えてしまう。

バニラ・スカイ

2007/02/10(Sat) *Pickup, Movie

バニラ・スカイ ジャケット
バニラ・スカイ
出演: トム・クルーズ, ペネロペ・クルス 監督: キャメロン・クロウ

これを見るのは3回目。顔の右半分を失ったトム・クルーズ、狂ったキャメロン・ディアス、静かに佇むペネロペ・クルス。そこに流れる音楽と、「オープン・ユア・アイズ」の声。モネのバニラスカイと、ポール・マッカートニーの歌声。現実の中でも夢と感じたり、夢の中でも現実と感じたりする。一番好きな映画。

劇場スジナシ 東京公演

2007/02/09(Fri) Movie

劇場スジナシ 東京公演 ジャケット
劇場スジナシ 東京公演
出演: 笑福亭鶴瓶, イッセー尾形, 生瀬勝久, 広末涼子

このまえスジナシをYouTubeで見て、面白かったので借りてみた。それぞれが独自の笑いを作ってるけど、広末、生瀬、イッセーの順で面白かったです。

森達也 「ドキュメンタリーは嘘をつく」

2007/02/02(Fri) Movie

いわごろの感想は動画の下にありますが、とりあえず見てから読んでください。


最初の部分でこの番組の趣旨とその造りと訴えたいことが分かってその後の映像を見ていながらも、最後の女の子のセリフはズシンとくる。アーレフがこの番組に出ている意味も、よくわかる。

僕はもう久しく、たぶん18くらいからだから約6年間家にテレビがない。もうすぐ24才なので、人生の4分の1はテレビがない生活をしている。物心が付いて情報を得るようになってからと考えると、その比率はもっと上がる。

今は、もうテレビ、特に報道系はもう見れない。その番組がその映像を通して視聴者にどういう印象を与えようとしているかがひしひしと伝わってきて、拒否反応を起こす。今は、読売・産経・日経・毎日・朝日という5紙のネットニュースサイトで情報を得ている。さらに、そのページにソーシャルブックマークを付けたユーザのコメントというメディアと逆の視点の情報を同時にみれるようにFireFoxを改造してそれらサイトを読んでいる。とはいえ、完全ではないことは分かってる。

べつに、視点を定めて訴えたいことをシンプルにすることを否定はしないし、それがないと報道は出来ないと思う。でも僕は、まず事実(=起こったことだけという定義)を知り、その時の自分の感情をまとめてから、それに関する多くの報道という名の解釈を見て、そのギャップを計る。もちろん、どんなに幅広い媒体を見ても伝えられていない事実があると意識しながら。そして、この番組そのものも、ドキュメンタリーや報道には真実や客観性がないという意図を持って作られていることも意識しながら。