Posts Tagged ‘映画’

巧告。

2009/02/11(Wed) Book

巧告。 表紙
巧告。
企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること
眞木 準 (著), 副田 高行 (著), 中島 信也 (著), 山本 高史 (著), 京都広告塾 (編集)

「表現」という営みに参加しているぼくたちが達成すべき目的は何なのかといえば、それはやはりコミュニケーションをつくることではないでしょうか。

会社の人に借りて読んだ本。会社の環境上広告系の、これまで自分が買おうと思っていなかった本がいっぱい転がっているので、ちょくちょく本棚を覗かせてもらっては借りている。

最近よく言っている言葉だけれど、ウェブを作る人は、まあウェブの知識も必要なんだけれどそれはあくまで最低限やるべきことなので、それ以外にグラフィックデザインとか広告とか認知社会学とか宗教とか、そういうウェブ以外の知識を仕入れた方が良いと思う。本でも映画でも人に会うのでも良いけど。

ウェブの人は、どうも思想を持っている人が少ない。たまにいるのだけど、そういう人はたいていどこか違う分野でそういった思想を確立させてからウェブに来ている人が多いように思う。じゃあお前は持ってるのかと言われれば持ってないのだけど、持とうとしてるからもうちょっと待って。

以下返してしまうので付箋を付けたところの書き出し。

クリエイティブディレクター 山本高志
・受け手の言って欲しいことを言ってあげる。
・大きな声を出すこと、相手の知らないことを言ってあげること、受け手が言って欲しいことを言ってあげること。
・ふつうの人であること。
・世界最小最軽量のバカ
・「20本のバラからのぞく妻の顔は20年前の笑顔でした」これははっきり言ってしまえば嘘です。

アートディレクター 副田高行
・写真、タイポグラフィ、イラスト、タレント

CMディレクター 中島信也
・「あなたは頭は悪いが足が速い。コースは私が考えるから、そこをつっ走れ。(佐藤雅彦)」
・「表現」という営みに参加しているぼくたちが達成すべき目的は何なのかといえば、それはやはりコミュニケーションをつくることではないでしょうか。
・「すぐれた才能にすごい努力を掛け算して、さらにそこに「悪」を掛けてしまえば、社会にとって役に立たないどころか、その仕事は社会に対して悪い影響を与えるものになってしまいます(稲森和夫)」

コピーライター 眞木準
・キャリアを生かした社会貢献は、当然の責務だと考えているからです。

ゲームデザイナー 小島秀夫の視点

2008/09/28(Sun) Book

ゲームデザイナー 小島秀夫の視点 表紙
ゲームデザイナー小島秀夫の視点
小島 秀夫 (著)

僕がゲームを創る際に、取材や調査を徹底的にするのもクライトン達の影響がある。一つのゲームを創るのにそれこそ、何百冊の本を読む。図書館に通う。難解な論文にまで眼を通したりする。ドキュメント映像を含む、膨大な量の映画や写真を観る。最近ではインターネットも利用する。国内はもとより、必要とあらば海外まで取材に出かける。生きた人にも話を聞く。知らない世界を作り出すにはこれらの地道な作業が必須なのである。

メタルギアシリーズを創ったゲームデザイナーのブログをまとめた本。僕はこの人自身に興味があったので問題なかったが、MGS4の事を知りたくて読むとあまり書かれていないのでガッカリするかもしれない。僕自身はMGシリーズはプレイした事がなく、MGS3とMGS4のプレイ動画をニコニコ動画で見た程度ですが、その構築された物語の世界が好きで、それを創った人に興味がいった。

FFもそうだけど、MGSはゲームのくせにムービーが大半を占める。中学生頃はそういう風潮がいやだったけれど、最近の僕はあらゆる事にジャンルを区切る事が嫌になってきたので、すんなり受け入れるようになった。

僕はこういう本が嫌いだった。キムタクと同じ服を着てもキムタクにはなれないのと同じように、プロセスを観たって同じクリエーターにはなれないのだ。でも今回はこの人はあのゲームを創る中で不安を感じたりしなかったのだろうか、という疑問を感じていたので、それを解決できないかと思って買ってみた。

結果から言うとあまり解決できなかったのだけれど、ものを創る人は同じような事を考えるのだな、とは思った。僕は最近、自分のやっている事が正しいのかどうか不安になる事が多いので、この人とジャンルは違うしこの人のようになろうとは思わないが、少しだけ肯定されたような気がした。一人で、勝手に。

佐々木俊尚さんの有料メールマガジンを購読してみた。

2008/08/11(Mon) IT

福井にも度々講演しているらしい(そのとき僕は東京にいた(涙))佐々木さんが有料メルマガ「佐々木俊尚のネット未来地図レポート」を発刊したので、少し迷ったが買ってみた。まだ2号しか読んでいないけれど、このクオリティが続くのであれば断然買いだと思う。

著者の本は「Google 既存のビジネスを破壊する」しか買ったことがない。しかも、1年以上前に買って未だに読んでいない(ごめんなさい)。なんでかというと、これは著者も言っているけれど、ネットで旬になってから書籍化までは数ヶ月かかるので、本が出るまでにはネットのニュースサイトや個人のブログで読み尽くしてしまい、本が出ることにはだいたい自分の頭が整理されているのでわざわざ買わない。買ったとしても、手に届いたときにはそのテーマへの興味が薄れてしまっていて、結局読まない。

1号のテーマはcookpadを例にとったマイクロインフルエンサーについて。2号のテーマは「ケータイ小説と地方のマーケティング」についてだった。ちょうど数日前のエントリで「恋空の映画が見るに堪えなかった」という事を書いていたのでタイミング良く読んだのだけれど、これを「ケータイ小説は若者のソーシャルメディアになる」みたいなタイトルの新書にしてると数ヶ月かかって旬が過ぎてしまうので、メルマガというメディアはちょうどいい。

そして、これは思わぬ効果だったけれど、お金を払っているので真剣に読む。まぐまぐから来るメルマガなんてさっと見てすぐ捨てるけど、著者のメルマガは元をとろうと読み返して租借するまで読んだ。メールに返信すれば著者にメッセージを送れる。月1,000円で4回届くから1通250円、新書はだいたい1冊800円程度。ボリュームだけを見ると少し高い気がするけれど、タイムリーなテーマ選定でカバーしてくれればむしろお得かもしれない。

佐々木俊尚のネット未来地図レポート

恋空

2008/08/10(Sun) Movie

映画を見たのだけれど、最初の5分でもう見てらんなくてやめた。安っぽいわけではないし、5分しか見てないからストーリーが悪いわけでもない。なんなんだろうこの違和感。

タモリさんの弔辞

2008/08/07(Thu) Clip

個人的には、「医者から酒をやめろって言われたよ」と酒を飲みながら話していたおじさん、という程度の認識しかないのですが、産経新聞で読んだ弔辞の全文と、YouTubeにあがっていたタモリさんの語り口を聞いて、二人の関係が目に浮かぶようなこの言葉に少し感動した。

きっと彼は、この弔辞を読んだ後、いつものように笑っていいともで馬鹿話をして笑っていたのだろう。大げさかもしれないけれど、「これでいいのだ」とは、「色即是空」という事なのかもしれん。

Read the rest of this entry »

僕の年代は「理由なき犯罪世代」らしい。

2008/06/11(Wed) Society

【秋葉原通り魔事件】神戸事件やバス乗っ取りと同学年 – 産経新聞

加藤容疑者ら現在の25歳は、平成9年の神戸連続児童殺傷事件で逮捕された少年や12年の西鉄高速バス乗っ取り事件の少年と同学年。世紀末(2000年)を多感な17歳で迎え、同年にはバス乗っ取り以外にも同年代の凶悪犯罪が全国で相次いだ。動機の不可解さから「理由なき犯罪世代」と言われた。

秋葉原の事件の犯人が自分と同い年だなぁと気づき、そういえば酒鬼薔薇聖斗も同い年だったなぁと思っていましたが、バスジャックの犯人も同い年だったとは。他にも、「人を殺してみたかった」と言った愛知県豊川市で少年が主婦を刺殺した事件や土浦の通り魔事件の犯人も今25歳と、探したら探しただけ出てくるのでしょう。

バブルの始まり頃に生を受け、自意識を持ち始めた頃には早々にバブルが崩壊してて、自分で買い物をする頃には消費税がついていて、ソ連とか崩壊してたので教科書の中でしか共産主義なんて知らず、っていう感じでしょうか。

ちなみに1983年は、東京ディズニーランドが開業し、戸塚ヨットスクール事件で校長が逮捕され、任天堂がファミコンを発売し、三宅島が噴火し、ロッキード事件で田中角栄が有罪になり、映画 戦場のメリークリスマスや南極物語が上映された年。そして、元SPEEDの上原多香子、宇多田ヒカル、元モー娘。の矢口真里、松田龍平、水川あさみ、小倉優子、伊藤淳史が生まれた年だそうです。

どの世代にもたいていいろんなラベルがつけられていて、後付論するときには多少意味があるのでしょうが、宇多田ヒカルが通り魔になるわけではあるまいし、言われる方はあんまりいい気はしないもんですな。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 DVD

2008/05/29(Thu) Movie

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 ジャケット
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 通常版
出演: 三石琴乃, 林原めぐみ 監督: 総監督:庵野秀明;監督:摩砂雪;監督:鶴巻和哉

本を買いに行ったんですが、なぜかこれを買ってしまいました。まあふつうによかったですけど、映画館で見るよりは迫力劣るなあぁと言うのは正直なところ。早く次の「破」でないかな。

Single Best – 柴咲コウ

2008/04/19(Sat) Music

Single Best 表紙
Single Best
柴咲コウ,RUI,KOH+

KOH+ - Single Best

ガリレオ」を見て以来柴咲コウブームで、iTMSでベスト盤を買ってしまいました。ガリレオの「KISSして」、白夜行の「影」、タイヨウのうたの「invitation」と、結構聞いたことのある曲がたくさん入っていました。

この人を最近知ったのですが、2000年あたりからドラマに出始めて結構芸歴は長いのですね。僕が好きな有名人はマイナーというか脇役の人が多かったのですが、初めて人に聞かれて誰にでも分かってもらえる人が加わりました(汗。

Track
1. KISSして (KOH+) フジテレビ系 全国ネット 月9ドラマ 「ガリレオ」主題歌
2. ひと恋めぐり TBS系ドラマ 愛の劇場「砂時計」主題歌
3. かたちあるもの TBS系金曜ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」主題歌
4. 影 TBS系ドラマ・木曜21時「白夜行」主題歌
5. Prism 東宝系映画「そのときは彼によろしく」主題歌
6. at home TBS系全国ネット「恋するハニカミ」テーマソング
7. invitation TBS系金曜ドラマ「タイヨウのうた」主題歌
8. 眠レナイ夜ハ眠ラナイ夢ヲ TBS系日曜劇場「笑顔の法則」主題歌
9. glitter TBS系全国ネット「恋するハニカミ」テーマソング
10. 思い出だけではつらすぎる フジテレビ系「Dr.コトー診療所」挿入歌
11. いくつかの空 全国東宝系映画「着信アリ」主題歌
12. Trust my feelings
13. 月のしずく (RUI) 全国東宝系映画「黄泉がえり」オリジナルテーマソング
14. actuality サントリースパークリングワイン「フレシネ」CMソング
15. Sweet Mom 全国東宝洋画系映画「この胸いっぱいの愛を」主題歌

アンフェアな月

2008/04/12(Sat) Book

アンフェアな月 表紙
アンフェアな月
刑事 雪平夏見
秦 建日子 (著)

「死を自覚することで、生も自覚できた。おかげで、残り短い人生を、それまでの数倍も充実して生きることが出来た。よかったよかった」という話だと男は分析した。

ものによっては、「だから、解釈のしようによっては、自分は病気になって幸せだったかもしれない」とまで、死にゆく主人公に語らせていた。

ミステリらしくないミステリでありながら、ふつうのミステリよりもおもしろい。前作の翌日からのお話で、テレビドラマとは別のストーリー。なので雪平の相棒安藤も元気に生きている。前作の内容はほとんど忘れてしまっていたのですが、それでも十分楽しめました。

スリリング、というよりもおもしろい。冒頭からそれだけで映画やCMのコピーになってしまいそうなハッとする、それでいておもしろい言葉や掛け合いが出てきて、ちゃんと本筋の事件も進んでいるのですが、横道のそのやりとりに気をとられてしまうほどたのしい。

そして、そっちに気をとられていたら、あれっという間に本筋のミステリがあっさり解決してしまって拍子抜け。と思ったら、きちんと最後にメインディッシュがあって、それがまたミステリと言うよりも哲学的な読後感を最後に残してくれる。

命、というものに、正攻法とは全く逆のアプローチで光を当てている。故に、普段見せられる命の形とはまた違った面を見せられて、なんとも言葉がない。引用した文章のような、ありきたりな命の価値観の描写ではなく違った面でその意味を問いかけられて、ぼくはなんとも答えようがなかった。

ルハ?ン三世 GREEN vs RED

2008/04/12(Sat) Movie

ルハ?ン三世 GREEN vs RED

ルハ?ン三世 GREEN vs RED

ルパンなんて見るの久しぶりなんですが、クリカンってもう元祖ルパン山田康夫の真似してないんですね。完全にふつうのクリカンの声になってました。それから銭形警部の声が、声優さんの年齢相応に完全におじいちゃんになっていて、でも画面の中の銭形警部は相変わらず若いままで、そのギャップが少し切ない感じでした。

ストーリーは、まあこういうルパンもありなのかなぁという感じです。カリオストロとか、コピー人間とか、ハリマオの財宝が僕は好きなのですが、そういうのと比べてしまうと同じ設定だけ使った全く別の映画、という感じがします。そして変に舞台設定を現代と合わせているために、登場してくる敵の兵器とか暴れ回るルパンとかが浮いてしまっている感じさえします。過去の作品は、どこか現代とは違う別の国での物語という感じがして、そういう破天荒な設定もスムーズにみれたのですが。

ただ、そういう過去のルパンとかを差し引いて、純粋にストーリーだけ追うと結構面白い話の作りだとは思う。でも、いったいこのルパンは誰を相手に作られたのかなという疑問は残る。過去のルパンが好きな人は受け入れにくいと思うし、今回のような新しいルパンをみたいと思っていた人も、いるのだろうか。

ルハ?ン三世 GREEN vs RED 表紙
ルパン三世 GREEN vs RED 【通常版】本編DVD+サントラCD
出演: 栗田貫一, 小林清志