ソーシャルレンディングサービス(匿名個人間での直接金融)
「ソーシャルレンディングサービス」というのがある。ネット上のマーケットプレイスを通じて「個人」と「個人」が匿名のままお金を貸し借りするサービスで、日本では「maneo」というサービスが既に稼働している。借りたい個人からすれば、消費者金融の金利は高いし銀行はそもそも個人に貸してくれるか分からない。貸し手からすれば、銀行預金していても利子は雀の涙で株式投資もこの市場状況。ということで、だいたい10%前後の金利で個人間での貸し借りを行うのを仲介するサービス。
具体的には「娘の大学への入学金」「飲酒運転の罰金」「クレジットカードからの借り換え」「愛犬の治療費」といった融資案件が出ている。そもそもそんなサービスを日本でやっていいのかという話だけれど、「maneo」では匿名組合(ファンド)を作ることで、貸し手側はそのファンドに参加して対象投資案件を直接指定し、借り手側はその匿名組合からお金を借りるという形式で成立させており、安い金利で入札した順番にマッチングが成立するオークション形式。
一番気になる匿名の個人間で融資して貸し倒れリスクがないのかという点だけれども、借り手側は所得証明や借り入れ状況などの信用情報と、保健書などで存在証明をし、事務局側が審査しスコア化される。また、貸し手は1個人への融資限度額が1万円以上20万円以下と少額に抑えられていて、事務局は分散投資するように誘導している。ただ当然のことながら元本保証なし。借り手側が融資を返済できなくなった場合は事務局から催促が行われるが、延滞発生90日以降は債権回収会社(サービサー)に債権を売却される可能性があり、その場合おそらく帰ってくるお金は0と思っておいたほうがいいと思う。
モデルとしてはオークションと同じもので、商品が債権というだけ。ビジネスモデルとしては綺麗なソーシャルサービスが描けているとは思う。ただ個人的にはmaneo全体としての貸し倒れ率なりが公表されない限りちょっと微妙すぎる。成功して欲しいモデルではあるけれど。


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